こんにちは! 寺本です!
本日は私のブログメディアにお越しくださり、ありがとうございます!
今回は、「「嫌われる」ではなく「好印象」を与える質問力のコツ」というタイトルでお話しさせていただきたいと思います。
皆さんは、
・相手が忙しいから
・相手に迷惑をかけたくないから
・相手に「仕事ができない」と思われるから
と様々な理由で
「質問したいができない、、、」
という状況になっていませんか?
今回は、
そんなあなたが
「どんな相手でも積極的に質問にいける」
状態に持っていけるような記事になっているので、是非続きを読んでいただけると嬉しいです。
質問するから「嫌われる」わけではない。
まず、伝えたいことが2点あります。
1つ目は、質問をする相手が「嫌な気分」原因は?
「質問した行為」ではなく、「質問の仕方が下手」だからです。
2つ目は、「好印象」を得る質問の仕方とは何か?
「存在欲求」を満たす伝え方
それぞれについて、順番に説明していきたいと思います。
そもそも人は「質問されたい!」と思っている
あなたは質問をすることが
「相手に迷惑、、、」
「相手にとってデメリットしかない」
と思っていませんか?
実は、それは間違っています。
心の中では、「質問されたい!」と思っています。
これから、いくつかの観点で「質問されたい!」の例をあげていきたいと思います。
【組織のバランスが崩れる】質問をしないとデメリットばかり
仕事上で「上司と部下」の観点から話させていただきます。
部下が質問しない場合
上司は以下のデメリットを被ってしまうわけです。
・部下が育たない。
・仕事の進捗がうまくいっているかわからない。
具体例でも考えていきましょう。
【質問する部下と質問しない部下の比較】
あなたが3ヶ月で終わらす必要があるプロジェクトを持っていて、Aさんにあるタスクを任せているとします。
【質問しない部下の場合】
Aさん:「うまく行っていると思います」
【質問する部下の場合】
Aさん: 「うまく行っていると思うのですが」
Aさん: 「ここの部分について、こういう風に作ろうと思っているんですが大丈夫ですかね?」
どっちが信頼できる部下ですか?
おそらく、質問する部下の方が信頼できると思います。
上司が質問しない場合
部下は以下のデメリットを被るわけです。
・コミュニケーションを取るハードルを感じる
具体例でも考えていきましょう。
【質問する上司と質問しない上司の比較】
あなたは上司にAタスクを任されました。
【質問しない上司の場合】
上司:「、、、」
【質問する上司の場合】
上司: 「○○さんAタスクの状況どう?」
上司: 「上手く進んでいる?」
上司: 「分からないことがあったら聞いてね」
どちらがあなたが今後コミュニケーションを取るハードルを下げてくれそうですか?
おそらく、質問する上司の方が今後コミュニケーションを取るハードルを下げてくれると感じてくれると思います。
「誰かに認められたい」人間の生きる理由である存在承認
人間には本能として「誰かに存在を認めたい」という欲求があります。
なので、「あなただから」という伝え方をするかしないかで相手に伝わる印象は、かなり変わります。
具体的に例を用いて説明していきます。
【存在欲求を満たす伝え方】
「○○さん!!ちょっと時間大丈夫ですか?」
「○○さんはとても資料作り得意だよね!!」
「EXCELでこういうことって出来ますか?」
【存在欲求を満たさない伝え方】
「ちょっと。すみません。」
「EXCELでこういうことって出来ますか?」
どうでしょう。
「存在欲求」を満たさない伝え方だと嫌な感じがしませんか?
「誰でもいいなら自分の時間を使わないで欲しい」
という考えて「嫌だな、、、」と感じる人がいると思います。
逆に、「存在欲求」を満たす伝え方だと
「自分を頼ってくれている!!」
と自分が存在する意味を与えてくれる聞き方なので喜んでくれるわけです。
「嫌われる」ではなく「好印象」になる質問のコツ
以下の順番で進めていけば、「好印象」に感じてもらえるようになります。
①マインド → ②コミュニケーション
【ポジティブに考えよう】①「マインド」ステージ
まず、「マインド」ステージについて話していきます。
ここでは、「相手のため」に「ポジティブ」な気持ちになった方がいいことを理解しましょう。
※逆に「ネガティブ」な気持ちで物事を伝えると「相手のエネルギー」を奪ってしまいます。
例えば、
【ポジティブな言葉で物事を伝える場合】
[話し始め]
「○○さん!!時間大丈夫ですか?」
「○○さんがとても資料作り得意なの知っているので聞きたいことがあるんですが」
「EXCELでXXみたいなことやりたいんですがどうやれば出来ますか?」
[話し終わり]
「○○さんに聞いてとてもよかったです!!」
「ちょっとやってみます!!」
「お話し聞いていただいて、ありがとうございます!!」
【ネガティブな言葉で物事を伝える場合】
[話し始め]
「お忙しい所すみません、、、」
「○○さん。時間大丈夫ですか?」
「自分で調べればいいんですが分からなくて、、、」
「○○さんがとても資料作り得意なの知っているので聞きたいことがあるんですが」
「EXCELでXXみたいなことやりたいんですがどうやれば出来ますか?」
[話し終わり]
「○○さん。お時間いただいてすみませんでした。」
「ちょっとやってみます」
「私に時間いただいて申し訳ありません」
どのように感じましたか?
「ポジティブな気持ち」で伝えられると素直に「頑張れ!!」と思ったと思います。
逆に「ネガティブな気持ち」で伝えられると「なんか嫌だ、、、」と気を遣わないといけないと思いませんでしたか?
このように、あなたの気持ちが言葉を通して「聞き手」にも感情が伝わるので「ポジティブ」な気持ちになって伝えることが「聞き手」のためにも大切になります。
【特別感を与える】②「コミュニケーション」ステージ
続いて、「コミュニケーション」ステージになります。
ここでは、実際に相手に伝えるテクニックについて理解していきましょう。
「好印象になる」質問の仕方は、以下の2つのコミュニケーションを意識することが大事です。
順に話していきます。
・非言語コミュニケーション
・アサーティブ・コミュニケーション
【情報の8割を与える】非言語コミュニケーション
まず、「非言語コミュニケーション」について話していきたいと思います。
ここで伝えたいことは、「言語以外のコミュニケーション」を行うことで相手の存在欲求を満たすためことです。
以下のような非言語コミュニケーションを取ると相手は「自分に関心があるんだな」と伝わり、存在欲求を満たすことができます。
【非言語コミュニケーションのコツ】
「視線」 – 適度にアイコンタクトをする
「姿勢」 – 話している相手に顔を向ける
「身振り手振りやあいづち」 – 適度にある。
「顔の表情」 – にこやか、真剣など、その場に合わせて豊かに表現する
「声のトーン」 – 落ち着いて安定している。
【相互の想いを尊重する】アサーティブ・コミュニケーション
続いて、「アサーティブ・コミュニケーション」になります。
アサーティブ・コミュニケーションとは、「自分の気持ちも大事にした上で、相手の気持ちも大事にするコミュニケーション方法」です。
ここで伝えたいことは、アサーティブ・コミュニケーションで以下のメリットを得られることです。
【アサーティブ・コミュニケーションのメリット】
・相手を尊重しているので相手の存在承認も満たされる。
・自分の頼みたかった仕事を頼めるようになる。
では、実際の方法について説明してきます。
アサーティブ・コミュニケーションを行うには「DESC法」という言語テンプレートを用います。
【DESC法】
D: Describe「説明する」
客観的な事実や状況を伝える
E: Express 「表現する」
自分の意見や考えを伝える
S: Specify 「具体的な提案をする」
具体的な提案をする
C: Consequence 「望ましい結果を示す」
望ましい結果を示す
【DESC法の例」
D: Describe「説明する」
「○○さん来週の水曜日までにタスクAを終わらせる必要があります。」
E: Express 「表現する」
「自分はタスクBをやっていて、残念ながらタスクAをやる時間がありません。」
S: Specify 「具体的な提案をする」
「〇〇さんは、データ分析得意なのを知っているので、お願いだからタスクAをやってもらえませんか?」
C: Consequence 「望ましい結果を示す」
「そうすれば、プロジェクトがオンスケで動くのでとても助かります。どうでしょうか?」
このように、自分の意見を主張しつつ「あなただから聞いている」という特別感を与えて質問することで相手は存在欲求を満たすので、あなたに「好感」を持つようになります。
まとめ
今回は、「「嫌われる」ではなく「好印象」を与える質問力のコツ」というタイトルで記事を書かせていただきましたが、いかがだったでしょうか?
今回の記事は、質問をすることは「相手にとって」良いことであり、問題なのは「質問の仕方が下手」だからという話をさせていただきました。
・質問をした相手が「嫌な気分」になる原因
「質問した行為」ではなく、「質問の仕方が下手」だから
・「好印象」を得る質問の仕方
「存在欲求」を満たす伝え方
・「存在欲求」を満たす伝え方
以下のステージを順番にこなすことが大事。
①マインド → ②コミュニケーション
①マインド
「相手のため」に「ポジティブ」な気持ちを持つ
②コミュニケーション
自分の意見を主張しつつ、「あなただから」という特別感を与えて存在欲求を満たしてあげる。
「あなただから」質問しているんだよという相手の気持ちに寄り添った伝え方をすることが大事になるので、是非今回紹介したコツを意識して行動してくれると嬉しいです!
ありがとうございました!