こんにちは! 寺本です!
本日は私のブログメディアにお越しくださり、ありがとうございます!
今回は、「【誰でもできる】言葉足らずな人でも魅力的な提案を作れる方法」というタイトルでお話しさせていただきたいと思います。
みなさんは、上司に何か提案したのだけれども
あまりピンとこない。魅力的に感じない。
と言われたり、
あなたが上司で部下に改善点をアドバイスをしても
わかりました!!と言ったにも関わらず行動してもらえない
ということで悩んでいませんか?
それは、あなたの提案やアドバイスの内容が問題なのではなく、相手に魅力を伝え切れていないことが問題なのです。
今回は、QUESTフォーミュラという文章構成について紹介させていただきます。
このQUESTフォーミュラを理解して、提案する相手に向けて伝え方を変えてあげると、
相手は、あなたの提案やアドバイスを魅力的に感じるようになります。
その結果、上司があなたを正当に評価してくれたり、部下があなたの伝えたアドバイスから行動してくれて、彼らの成長にも貢献することになるので是非、興味がある方は、この記事を読んでいただければと思います。
相手が魅力的に感じ、行動する提案とは何か?
はじめに、魅力的に感じ行動してもらう提案とは何か?
について話させていただきます。
結論から言えば、魅力的に感じ行動してもらう提案とは
「伝えたい相手について徹底的に理解し、相手の悩みを解決した先にどのような理想の未来があるか想像させる提案」
です。
これから、以下の順番で先ほどの魅力的な提案がどういうものなのかを説明させていただきたいと思います。
①相手が行動に移してくれない理由
②相手が行動に移る魅力的な提案とは何か?
①相手が行動に移してくれない理由
はじめに、相手は何故、行動に移してくれないのかの理由についてお話しさせていただきたいと思います。
結論から言うと、ホメオスタシスという今のままの状態でいたいという人間の本能が原因です。
ホメオスタシスが抽象的すぎてわからない、、、
と思っている人がいると思うので
まず、ホメオスタシスをイメージしやすいように具体例を用いて話させていただきます。
突然ですが、あなたが小学生だった時の夏休みを思い出してください。
両親に毎日
「早めに夏休みの宿題終わらせなさい!!」
と言われていませんでしたか?
おそらく、多くの方が経験あるんではないでしょうか?
あなたは両親にそう言われて、
「なんですぐに宿題を終わらせないといけないんだよ!!」
「自分たち(両親)だって勉強していないじゃん!!」
と考えていませんでしたか?
そういう反発もあってか、やらないといけない!!と内心思っていても結局やらずに夏休み終盤になって、
「やばい!!終わらせないと先生に怒られる、、、」
と思って一気に終わらせるということを経験したことがあると思います。
私はそうでした(笑)
これが、ホメオスタシスの体験です。
結局、ホメオスタシスとはなんだったの?よく分からなかった
って思っている方がいると思うので、具体的に説明させていただくと
宿題を内心やらなきゃと思っても、夏休み終盤までやらなかったことの原因がホメオスタシスなわけです。
これは、宿題をやらないといけない事は内心わかっているけれども、宿題を普段やっていない状態から突然、夏休みになって宿題が出たから宿題をやるという状態に切り替わろうとしても
ホメオスタシスという人間の本能が「今の宿題をやらない状態のままでいい」と伝える事で夏休み終盤になって「先生に怒られるヤバい!!」と本能的にやらないといけないと緊急性を感じるまでは行動できないわけです。
ホメオスタシスについてイメージできたでしょうか?
重要なので、何度も言いますが
ホメオスタシス とは、「ヤバい!!」と本能が緊急事態にならない限りは現状維持する人間の本能のことです。
②相手が行動に移る魅力的な提案とは何か?
先ほどの話で、相手が行動しない理由は人間の本能であるホメオスタシスが原因であるということを話させていただきました。
さらに、人間の本能であるホメオスタシスに打ち勝つためには、相手が今すぐ行動しないといけないと緊急性を感じないと行動しないということも話させていただきました。
では、当時のあなたは、どのように両親に伝えてもらえれば緊急性を感じて行動に移れたか考えてみましょう。
例えば、両親に
「夏休みの宿題を早く終わらせたら、ディズニーランドに連れて行ってあげる」と興味を引いてもらったり、
「宿題ってめんどくさいよね。」と自分の気持ちに共感や理解してもらえたり、
「宿題が全部終わったら、夏休みは遊び放題だよ。早めに終わったら、遠くに遊びに行こっか?」とあなたの宿題が早く終わった先に、どんな未来が待っているか伝えたりしてくれたら、
あなたは少しは早めに終わらせたいと緊急性を感じ、行動に移れたのではないかと思います。
つまり、伝える相手を理解して行動という一つのゴールに対して相手が緊急性を感じるような興味、共感・理解、未来への想像のような魅力的な要素を複数織り込んで伝えてあげるのが大事になってきます。
【行動できない原因】
ホメオスタシス(今の状態のままでいたいという人間の本能)が原因
【相手が行動を移す魅力的な提案】
ホメオスタシスに打ち勝つためには、相手に今すぐ行動しないといけないと考えさせることです。
その行動という一つのゴールに対して、
ありきたりな言葉ではなく、相手が緊急性を感じる魅力的な要素を複数織り込んで伝えることで、今すぐ行動しないといけないと思ってもらうことが大事です。
相手に魅力的に伝わる文章(QUESTフォーミュラ)
今までの話で、相手があなたの提案を魅力的に感じ、行動する提案とは、人間の本能であるホメオスタシスに打ち勝つような提案でいけないという話をさせていただきました。
そして、本能に打ち勝つ提案とは「相手が緊急性を感じる魅力的な要素を複数織り込んで伝えてあげる」ことです。
※中途半端な提案をするのであれば、相手は行動しないどころか逆にマイナスのイメージに捉えられるので気をつけてください。
ただ、
緊急性を感じる魅力的な要素を複数織り込んで伝える方法がわからない
という方がおられると思いますので、
この問題を解決するために0から文章を考えなくてもいいように、お勧めな方法としてQUESTフォーミュラという文章構成を紹介させていただきます。
結論から話させていただくと、QUESTフォーミュラは以下になります。
① Q: Qualify(興味づけ)
② U: Understand(理解・共感)
③ E: Educate(教育)
④ S: Stimulate(刺激)
⑤ T: Transition(行動)
使い方としては、①Qualify(興味づけ) -> ②Understand(理解・共感) -> ③Educate(教育) -> ④Stimulate(刺激) -> ⑤Transition(行動)の文章の順番で相手に伝えることです。
この順番で、伝える相手を徹底的に理解し、あなたが相手の未来のためになると思った提案を伝えた時に初めて、相手はあなたが伝えている意図を正確に理解してくれて、行動してくれるようになります。
それでは、それぞれの文章の順番で、どのような役割を果たしてくれているかについて詳しく話していきたいと思います。
Qualify(興味づけ)
まず初めに、QUESTフォーミュラの一つ目はQualify(興味づけ)です。
この箇所は、相手に伝えたい提案を相手が興味を引く言葉や文章にして簡潔に伝える部分になります。
Qualify(興味づけ)の役割は、相手の興味を引くことで、これ以降の内容を注意深く聞いてくれるようにする役割を担っています。
Understand(理解・共感)
続いて、QUESTフォーミュラの二つ目はUnderstand(理解・共感)です。
この箇所は、相手の悩みに共感や理解を示してあげる部分になります。
Understand(理解・共感)の役割は、相手の悩みに共感や理解を示すことで、私はあなたの悩みに対して理解していることを伝える役割を担っています。
Educate(教育)
続いて、QUESTフォーミュラの三つ目はEducate(教育)です。
この箇所は、相手の悩みの部分を解決する提案の根拠を説明する部分になります。
Educate(教育)の役割は、あなたの提案がどのようにして相手の悩みを解決するかを理論的に説明することで相手に悩みを解決できるイメージをさせる役割を担っています。
Stimulate(刺激)
続いて、QUESTフォーミュラの四つ目はStimulate(刺激)です。
この箇所は、相手の悩みが解決した先にどんな未来が待っているか伝える部分になります。
Stimulate(刺激)の役割は、あなたの提案を受け入れて相手の悩みが解決した先にどのような未来を待っているかを想像させることで、すぐ行動する必要があると感じさせる役割を担っています。
Transition(行動)
最後に、QUESTフォーミュラの五つ目はTransition(行動)です。
この箇所は、相手の気持ちを後押しする部分になります。
Transition(行動)の役割は、相手の行動しないといけないという気持ちを後押しすることで、今すぐに行動に移してもらう役割を担っています。
※ここの段階で行動するという決断に時間を置いてしまった場合、人間の本能であるホメオスタシス(今の状態でいたいという気持ち)に支配されて、結局行動しなくなってしまいます。
【QUESTフォーミュラのメリット】
相手があなたの提案を魅力的に感じ、今すぐやる必要性を感じるので行動に移る
理由①
相手の悩みを徹底的に理解し、悩みを解決できた先の未来を想像させるので今すぐ行動する必要性を感じるので
QUESTフォーミュラ効果検証
ここまでの話で、QUESTフォーミュラがどういう文章構成であり、どのようなメリットがあるかをお話しさせていただきました。
最後にQUESTフォーミュラではない文章と、QUESTフォーミュラである文章で、QUESTフォーミュラの効果を実感してもらえればと思います。
例の内容は、
IT企業に入りたてのプログラミングができない年収400万の東京住まいの部下に、エンジニアマネージャーである上司として
「毎日、仕事以外でも2時間プログラミングの勉強する必要性を伝えて行動してもらう」
という提案になります。
【QUESTフォーミュラではない文章】
もっと年収増やしたいのであれば会社以外で1日2時間プログラミング勉強した方がいいよ。
【QUESTフォーミュラである文章】
Q: Qualify(興味づけ)
年収850万の現役エンジニアマネージャーが教える1年間で年収600万到達する1日2時間のWEBプログラミング学習について興味ある?
U: Understand(理解・共感)
今の給料のままだと将来心配だし、東京住まいだと生活も大変だよね。
E: Educate(教育)
市場で本当に必要な技術のみ絞って、教えてあげるので、すぐに成果を出すことも可能だし、もし学習を進める中で困った点があれば24時間チャットで質問も受け付けているので、チャットで連絡してくれれば確認して返答します。
また随時、課題を出します。返ってきた課題はコードレビューするので実践経験も詰むことができます。
S: Stimulate(刺激)
実際に続けられたら、外食も食べられるようになるし、遊ぶお金もできるよ。
T: Transition(行動)
今の自分の気持ちだからやるのであって、来週には気分が変わるかもしれないから今日から始めていかないとやらないかもしれない。今日から始めてみない?
どうでしょうか?
今回の例は少し極端すぎるかもしれませんが、QUESTフォーミュラの効果を実感できたかと思います。
また、このQUESTフォーミュラは広告LPでもよく使われるので参考として以下にリンクを載しておきます。
実際に、広告LPも確認していただき、QUESTフォーミュラを用いた魅力的な文章とはどういうものか確認いただければと思います。
最後に、QUESTフォーミュラは、すぐに実践できる内容となので実際に誰かに提案する際やアドバイスする時は使っていただき、効果を実感していただければと嬉しいです。
最後に
今回は、「【誰でもできる】言葉足らずな人でも魅力的な提案を作れる方法」というタイトルで記事を書かせていただきましたが、いかがだったでしょうか?
この記事では、相手に行動してもらうことは現状維持であるホメオスタシスに打ち勝たないといけないので簡単ではなく、相手のことを徹底的に考えて提案する必要があるということを伝えさせていただきました。
ただ、実際に相手のことを理解した上でQUESTフォーミュラを用いて提案やアドバイスを行うとあなたが評価してもらえたり、相手の人生をよくするきっかけになるので是非、試していただければ嬉しいです。
また、もっとホメオスタシスについて、詳しく知りたい!!という方がいたら
以下の記事も併せてみていただけると、とても嬉しいです!!
ありがとうございました。